<ACL:セントラルコースト2-1広島>◇1次リーグF組◇11日◇セントラルコーストスタジアム

 広島が今季公式戦5試合目で初黒星を喫した。DF塩谷司(25)が前半21分、CKから頭で合わせて先制。塩谷はJ1含めて3試合連続ゴールとなり、福島県出身の高萩を中心にピッチ上で「3・11」の人文字を作った。しかし直後に連続失点で逆転負け。被災地への思いを胸に戦った高萩は「今日という日に勝利を届けられなかった。残念」。森保監督は「(失点は)出足の1歩の遅さが隙を与えた」と悔しがった。この試合は体調面を考慮されFW佐藤ら主力が日本に残留。未勝利で敗退した昨年のACLと同様、1分け1敗で厳しいスタートとなった。