ワールドカップ(W杯)カタール大会に臨むサッカー日本代表GKシュミット・ダニエル(30)が、カナダ戦からドイツ攻略のヒントを見いだした。

19日の練習後に取材に対応。17日のカナダ戦はベンチだったが、戦況をじっと見つめていた。「ゴンちゃん(権田)から大然(前田)にいいボールがあって。あのボールはいいボールだと思う」。相手の隙を突き、GKからFWへつながったボール。「1発、前からプレスしてるチームこそ、裏に集中力が欠けている部分があると思う。そういうところの隙を突いて、GKからいけば、一番簡単に点を取れる方法」。23日の初戦で対戦するドイツもプレスが持ち味のチーム。ここに勝利をつかむヒントがあるのかもしれない。

自身初のW杯。「ワクワクしているし、夢がかなった。チームが勝つためにやることをしっかりやる」。言葉に一切の迷いはなかった。