AI技術がまたもオフサイドを見逃さなかった。アルゼンチンが1点リードで迎えた前半27分。スルーパスに抜け出したラウタロ・マルティネス(25=インテル・ミラノ)がネットを揺らし、追加点を挙げたかに見えた。だが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)で、このゴールは認められなかった。

威力を発揮したのがVARのオフサイド判定を補助するために導入された「セミ・オートメーテッド・オフサイド・テクノロジー」。会場のビジョンには、ラウタロ・マルティネスの左肩がわずかに出ている画像が映し出された。

この新システムは、開幕戦のカタール-エクアドル戦でいきなり発動。世界を驚かせており、今回もSNSでは「AIの笛」と感嘆のつぶやきが上がった。