AIがまたもオフサイドを見逃さなかった。

前半27分。1点をリードするアルゼンチンFWのラウタロ・マルティネスがスルーパスに抜け出し、追加点を挙げたかに見えた。だが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)で、この得点は認められず。会場のビジョンでは、マルティネスの左肩がわずかにオフサイドラインから出ている画像が映し出された。

開幕戦のカタール-エクアドル戦に続き、VARのオフサイド判定を補助するために導入された「セミ・オートメーテッド・オフサイド・テクノロジー」が発動。肉眼では判断が極めて難しい差を見極め、サウジアラビアの大金星を“アシスト”する形になった。