試合開始のキックオフ直前、ドイツの選手たちが集合写真を撮影する際に、全員が手で口を隠して、差別撲滅を訴える行為を禁じられたことに無言で抗議を訴えた。

イングランドやドイツ、オランダなど欧州の出場7チームは、開催国カタールの差別撲滅を訴えるために結束して、性的少数者を象徴する虹色を想起させる色彩豊かなハートマークを挟み「ワンラブ(愛は一つ)」と書かれたキャプテンマーク(腕章)の着用を予定していたが、規約で政治的スローガンを禁止する国際サッカー連盟(FIFA)が「着用すれば警告など競技上の処分対象にする」と通達したために断念していた。ドイツの抗議の意はこの措置に対する抗議だった。

21日に同会場で行われたB組のイングランド-イラン戦の直前にもイングランドの選手たちが、同じようにピッチに片膝をついて、無言の抗議をした。

イスラム教国のカタールは法律で同性愛が禁じられている。

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