日本が決勝トーナメント(T)進出をかけて戦う12月1日(日本時間2日早朝)のスペイン戦は、元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(38=神戸)が予想した通りの様相になった。FIFAワールドカップ(W杯)開幕前に取材対応した際に「日本とスペインの1次リーグ最終戦は、テンションがすごい試合になると思うよ」と語っていた。

W杯は06年ドイツ大会から18年ロシア大会まで4大会連続出場。10年南アフリカ大会では、オランダとの決勝戦で延長後半に自ら決勝ゴールを決め1-0で母国を初優勝に導いた。その一方で、14年ブラジル大会は1勝2敗でまさかの1次リーグ敗退を経験した。

歓喜も屈辱も味わったからこそ、世界が注目するW杯の戦い方の難しさを誰よりも知る。

「ワールドカップは基本的に予想通りにはいかないもの。その理由の1つに、すごいプレッシャーがある。両方とも個人的には大好きなチーム。スペインはチームとしてコンパクトだし、日本にもいい選手を何人も知っている」

18年夏にバルセロナから神戸に移って4年以上の歳月が流れた。イニエスタは「日本とスペイン、両方とも(1次リーグを)突破して欲しいから、最終戦までにスペインの突破が決まっていたら、負けてもいいんだけどね」と話していたが、そうはならなかった。

ともに決勝T進出がかかる母国と日本との真剣勝負。

「いい試合になるのは間違いないと思うよ」

現地入りしており、決戦はABEMAスペシャルゲストとして本田圭佑と共演する。