【ドーハ(カタール)30日】FIFAワールドカップ(W杯)の1次リーグ最終戦となるスペイン戦に臨む日本代表の森保一監督(54)が、30日の前日会見に出席した。

ドイツ戦の金星からコスタリカ戦の敗戦と多くの賛否の声が上がっていることについて「勝てば称賛、負ければ批判されることは当たり前のこと」と語った。

ドイツ戦に勝利の際は試合中の陣形変更など采配が称賛されたが、コスタリカ戦はふたたび批判が増えた。指揮官は「それだけサッカーが日本の国民のみなさんに見てもらえるスポーツと思ってもらえれば。議論も見方も自由。喜ぶのもストレスをぶつけるのも、すべてうれしい」と、さまざまな反応があること自体をポジティブに受け取った。

スペインに勝てば自力突破が決まる。結果的にコスタリカに引き分けていれば優位な状況にはなっていたが、「過去は変えられないと心にとめて、よかったことも悪かったこともポジティブに変換する。選手が普段の力を100%出してくれれば結果はついてくる。思い切ってプレーしてほしい」と、気負いなく試合に向かう姿勢を見せた。