【ドーハ(カタール)4日】日本代表FW前田大然(25=セルティック)が、「新しい景色」到達への意気込みを新たにした。

いよいよ5日、ワールドカップ(W杯)で史上初の8強をかけた決勝トーナメント1回戦・クロアチア戦。前回ロシア大会はその1回戦でベルギーに敗れ、壁に阻まれた。後半ロスタイムにカウンターで決勝点を奪われ「ロストフの悲劇」とも呼ばれてきた一戦だ。「あと1歩のところまで来て負けてしまったので、それがないようにしないといけない」。先輩たちが残したものを教訓にする。

クロアチアのキーマン、MFルカ・モドリッチ(37=レアル・マドリード)とは11月の欧州チャンピオンズリーグ(CL)1次リーグで対戦した。「そのタイミングでパス出す? みたいな。なんか捕まえずらいなと」。肌で感じた経験を生かす時が来た。

「優勝したい、日本が行ったことのないところに行きたいというのは、選手だけではなくサポーターも望んでいること。僕自身も見たいですし、他の人にも見せてあげたい」。自分のために、仲間のために、日本中の人のために。新しい景色を見る。