1次リーグ首位突破した日本(FIFAランキング24位)は史上初の8強をかけて、前回準優勝でF組2位のクロアチア(同12位)と対戦し、PK戦までもつれこんだ死闘の末、力尽きた。

英メディア「ESPN」は日本の健闘にも、厳しい評価を報じている。18年のワールドカップ(W杯)ロシア大会の決勝トーナメント1回戦で、2点差を逆転された「ロストフの悲劇」を挙げ「この心理的後遺症が、この試合には重くのしかかった」とした。

「序盤はクロアチアの中盤での優位性をなくすために、ウイングからプレーするプランは明確で、リードするまでにワイドから何度もチャンスをつくった。しかし、後半になると、落ち着かない様子で、自慢のカウンターアタックもまったく機能しなくなり、PK戦も最初から期待はずれだった。結局、日本にとって感動の大会は、おなじみの残酷な結末で終わってしまった」と辛口評価で締めくくった。

ESPNの採点は以下の通り。(選手評価1=ワースト、10=ベスト)

【日本】

▽先発 GK権田7 DF冨安7、DF吉田7、DF谷口6、MF伊東7、MF遠藤8、MF守田6、DF長友6、MF堂安7、MF鎌田7 FW前田8

▽途中出場 DF酒井6、FW浅野6、MF三笘5、MF田中6、MF南野6

【クロアチア】

▽先発 GKリバコビッチ8、DFユラノビッチ7、DFロブレン8、DFグバルディオル7、DFバリシッチ7、MFモドリッチ6、MFブロゾビィッチ8、コバチッチ7、FWクラマリッチ6、FWペトコヴィッチ6、FWペリシッチ7

▽途中出場 パシリッチ6、FWブディミル6、MFブラシッチ6、MFマイエル6、FWオルシッチ6、FWリバヤ6