すでに32強進出を決めている、MF香川真司が所属するドルトムント(ドイツ)は、ホームでPAOK(ギリシャ)に0-1で敗れ、2位での決勝トーナメント進出となった。

 前半33分、相手スルーパスにGKワイデンフェラーが中途半端に飛び出してしまい、抜け出した相手FWマクに無人のゴールに流し込まれ、これが決勝点となった。

 香川は左のインサイドハーフで先発。前半10分にペナルティーエリア奥からの折り返しを左足シュートしたが、相手DFに当たった後、ポストに嫌われた。同22分には絶妙の折り返しでチャンスを作ったが、走り込んだMFヤヌザイはつぶされてシュートはできなかった。後半6分には左サイドからのDF朴柱昊のクロスにファーで頭を合わせたが、惜しくも相手GKにはじかれ、不発のまま同21分にFWオバメヤンと交代して退いた。

 香川は「動きも絡む人も少なく、やっていて難しかった。控え組中心だったので、積極性が空回りした部分もある。マルコ(ロイス)とコンビネーションで崩そうとしたが、もう1人、2人、と絡まないと最終的には崩れない。あと1歩のところで、というイメージは僕は出来ていたが、そこの共有がなかなか出来なかった。緊張感が欠けていた部分もあったし、そういう意味では全員の準備不足。みんなの責任」とこの日の敗戦を分析した。欧州リーグ決勝トーナメントについては「行くことが何よりも大事。どこが相手だろうが、CLからも良いチームが来るのでしっかりと準備していきたい。(古巣のマンチェスターUも来るがと問われ)はい(笑)。まあ、今のマンUだったら勝てると思いますけど」と話した。