フランクフルトに女性スカウトが導入されたと、16日の独紙ビルトが報じた。

 フランクフルトはスカウト部門にポルトガル人女性ヘレーナ・コスタさんを雇い入れた。ドイツ外の選手のスカウティングが担当。代表取締役フレディ・ボビッチ氏は「彼女はサッカーについて精通しているし、キャリアの中でさまざまな体験をしている」とコメントした。

 コスタさんは21歳の時に負傷で選手生活を引退。97年から10年までベンフィカで育成層の指導者を歴任し、10年にはカタール女子代表、その2年後にはイラン女子代表の監督を務めた。14-15年シーズンにはフランス2部リーグのクレモン・フットで世界初の女性監督として脚光を浴びたが、個人的な理由もあり辞任した。スカウトとしては08~10年までセルティックのスカウトとして経験があるという。