ナポリ名誉市民の称号を受け取るディエゴ・マラドーナ氏(56)は4日、5日に行われる授与式の前日記者会見で、17-18年シーズンに古巣ナポリが、自身が優勝に導いた1989-90年シーズン以来となる優勝を果たすと予想したと、5日付の伊紙ガゼッタ・デロ・スポルトが報じた。

 マラドーナ氏は「明日は忘れられない日となるだろう。私がサンパオロ・スタジアム(ナポリの本拠地)の土を初めて踏んだ日から33年だ」とコメントした。当時の優勝メンバーに対して「彼らには大きなお礼を言いたい。1人では優勝カップを取ることはできなかっただろうからね」と感謝を口にした。

 また、昨季3位に終わったチームについて「優勝を勝ち取る良いシーズンになる可能性がある。(監督の)サッリ、レイナ(GK)、インシニェ(FW)、メルテンス(FW)。今、チーム全員がシーズン中に昨季まで取りこぼした勝ち点を(今季は)落とさなくなるだけの経験を積んだ」と太鼓判を押した。

 アルゼンチン代表で指導したバルセロナFWメッシについては「放っておいてやれ。いつも(私と)比較されて大変だな」とマラドーナ節全開で答えた。