マンチェスター・ユナイテッドが24日、4月の欧州リーグ、アンデルレヒト(ベルギー)戦で右膝十字靱帯(じんたい)断裂の大けがをして契約を延長せず、1度は退団した元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチ(35)と契約を1年、再延長したと発表した。背番号は10。

 イブラヒモビッチは「始めた仕事を終わらせるために帰ってきた。残留は俺自身とクラブの願いだった。オールドトラフォードのピッチに戻るのが待ち切れない。でも時間をかけて準備万端にする必要があるのも分かっている。厳しいトレーニングを積んで、ピッチに戻ってくるのにふさわしいコンディションだと、はっきりさせてやる」とコメントした。

 イブラヒモビッチは現在もリハビリ中で、復帰は18年になるとみられている。それでもジョゼ・モウリーニョ監督は「ズラタンが復帰の途上にあること、野望と経験を持った彼がチームに戻ってくるのをうれしく思う。昨シーズンの彼の貢献は信頼に値する。必ずや後半戦に重要な存在となってくれるだろう」と期待した。

 イブラヒモビッチの去就については、7月13日付の英紙デーリーメールの電子版が、イブラヒモビッチが直撃取材した記者に「すぐに重要な発表があるよ。ビックリすると思うぜ」と語ったと報じていた。