バイエルン・ミュンヘンのユップ・ハインケス監督の後継者にはフランクフルトのニコ・コバチ監督になりそうだと、13日の独紙ビルトが報じた。

 移籍金として220万ユーロ(約2億9700万円)を支払う必要がある。この違約金の設定はコバチ監督が契約延長した際に契約に含まれているという。契約書によると、Bミュンヘンまたは国外の2つのクラブからオファーがあった場合、クラブを去ることができるという。そのためフランクフルトとBミュンヘン間での交渉は必要ない。弟のロベルト・コバチも一緒にアシスタントコーチとして一緒に移るもよう。

 コバチは選手時代に01~03年にBミュンヘンでプレー。現スポーツディレクターのハサン・サリハミジッチとは仲のいい友人だ。

 4月の段階でコバチ監督は「来季もここ(フランクフルト)で私が監督とするのを疑う理由はない」と話していたが、「サッカー界では多くのことが起こる。明日何があるかは私にはわからない。現時点では19年まで私はここの監督だ」と一言付け加えていた。

 フランクフルトの代表取締役フレディ・ボビッチ氏は「今デンマークから飛行機で戻ってきたところ。私のところに電話はない。ニコはいつも私と話をしているが、1つもそうした情報はない」とコメントしていた。