オリンピコの奇跡は起こらなかった。

 ローマ(イタリア)は準々決勝でのバルセロナ(スペイン)戦も第1戦を1-4と落としながら第2戦のホーム・オリンピコで3-0と逆襲。2戦合計4-4としアウェーゴールで勝ち抜いた。準決勝のリバプール戦もアウェーで2-5と3点差。2度目の奇跡を目指したが開始早々にMFナインゴランのパスミスから先制を許す苦しい立ち上がり。幸運なオウンゴールで追いついたが、再び勝ち越され前半は1-2で折り返した。

 後半に入り、同7分にFWジェコ、同41分と同ロスタイムにナインゴランがゴールを決め、1点差まで迫ったが及ばなかった。後半にはFWエルシャーラウィのシュートが相手DFアーノルドのハンドを誘ったように見えたが、笛はならなかった。