乾貴士のベティスが、アウェーのカンプ・ノウで行われたバルセロナ戦で、打ち合いを制し4-3で勝った。

乾は後半40分から途中出場。目立ったプレーはなく、パスを奪われロスタイムに失点するなど、肝を冷やしたが、大きな勝ち点3をつかんだ。

試合後のやりとりは次の通り。

◇  ◇  ◇

-いい試合だった

乾 面白い試合だったんじゃないですかね。

-指示は

乾 ボールを失うなとは言われたけど、攻めたい気持ちが出ちゃって、ああやってボールを失ってしまった。そこはチームに迷惑をかけちゃったなという感じだけど、勝てたので良かったと思う。けど、そこはしっかり反省してやらないといけない。

-内容も良かったし雰囲気も良いのでは

乾 そうですね。ここ(カンプ・ノウ)で勝ったってのはすごくでかいし(勢いに)乗っていけたらいい。

-アピールには

乾 ちょっとでも試合に出た時に結果を残すしかない。今日みたいなプレーをしているとチャンスは減る。しっかり集中してやっていくしかない。

-バルサの印象は

乾 全員がうまい。特にけが明けのメッシはすごかった。後半ビダルを入れて前に積極的に来るようになって難しい感じだったけど、うまくかわしてボールを持つことができていた。守備がおろそかになる部分があるので、そこをうまくつけたかなと。

-得点力不足と言われていたチームが4点取った

乾 入る試合もあれば、入らない試合もある。それは試合によって違う。ゆっくり攻めるチームなので入らない試合も多々ある。強い相手から4点取れたのは自信になるし、こっからいい感じでいけるんじゃないかなと。

-短い時間で、やりたいことはできたか

乾 ボールも3回ぐらいしか触っていない。その中で1、2回ボールを失ってそのうちの1回が失点につながっている。やりたいことは全くできていない。短い時間の中でやることは難しいことだと思うけど、チャンスはそこでしか無いと思っているので、短い時間でもしっかりやらないといけない。

-いいところへ出ても、ボールが来なかった

乾 時間を使ったところはある。落ち着かせるところが多いチーム。他の場面でもボールが出てこない事はあるが、悪いことではない。勝ったんで、そんなに深くは考えなくてもいい。(山本孔一通信員)