ベティスのホームで行われた第2戦は、MF乾貴士がフル出場し4-0で勝利した。2戦合計を5-0としたベティスはベスト16進出を決めた。

前半32分、左CKでファーサイドから走り込んできたDFバラガンが体勢を崩しながら押し込み、これが相手DFのオウンゴールを誘う。後半14分にFWサナブリアがPKを落ち着いて決め追加点を奪うと、同24分にはそのサナブリアと交代で入ったFWセルヒオ・レオンが交代わずか1分で左CKに頭で合わせて突き放す。同44分にはMFテージョのパスを受けたMFロチェルソが豪快に左足を振り抜き、4点目を決めた。

乾は後半33分、セルヒオ・レオンからペナルティーエリア内フリーでパスを受け、相手GKと1対1の決定機を迎えたが、放ったシュートは惜しくも右にそれた。

久しぶりのフル出場となった乾は「相手もあまり強くない。(相手の)ホームではすごく良いサッカーをしていたけど、こっちでは攻撃は良かったけど守備のところではあまりプレッシャーをかけられていなかった。評価は自分の中ではあまり出来ない」と冷静に気を引き締めた。

決定機を外したことについては「ああいうのを決めないといけない。今、リーグ戦ではチャンスをあまりもらえていない。こういうところで結果を出してアピールしないといけなかったけど、それが出来なかった。またチャンスが来るかどうかはわからない。来たらしっかり頑張りたい」と話した。(山本孔一通信員)