昨年12月にマンチェスターUの指揮官を退任して現在フリーのジョゼ・モウリーニョ氏(56)が、自身が指揮を執って3冠を達成したインテルミラノのようなチームを探していると、27日付の伊紙ガゼッタ・デロ・スポルトが報じた。

現在、就職活動中のモウリーニョ氏は同紙のインタビューに答え「インテルミラノのようなチームを探している。その魅力に引き込まれるようなチームを指揮したい」とコメント。最後のシーズンとなった2009-10年シーズンに達成したインテルミラノ同様、欧州CLとリーグ戦、国内杯の3冠を狙える可能性のあるチームを探しているという。

八百長事件により2010年以降は低迷したセリエAだが、この事件により2部に降格したユベントスが、14-15年シーズンと16-17年シーズンの欧州CLで決勝に進むなど復権を印象づけている。モウリーニョ氏も「近年のイタリアはレベルが上がっている」と復権を確信している。

現在のセリエAではユベントスが7連覇中で、8連覇の可能性が高く独壇場が続いているが「ビッグクラブがユベントスを打ち負かそうとしている。もう少し時間がたてば、セリエAはより面白くなるだろう」と、世界最高峰リーグとして2000年前後まで続いていたハイレベルな状態に近づくだろうと予想した。