欧州選手権予選が各地で行われ、C組の古豪復活を目指すオランダは、ホームでベラルーシに4-0で完勝し、白星発進した。

FWデパイが2得点、2アシストと全得点に絡む大活躍だった。I組のベルギーは、ホームでロシアとの強豪対決を3-1で制した。E組ではW杯ロシア大会準優勝のクロアチアが、ホームでアゼルバイジャンを2-1で下した。

若手が活躍したオランダが、14年W杯ブラジル大会以来の大舞台出場へ好発進した。

25歳の若さで強豪国の背番号「10」を背負っているデパイが、2得点、2アシストで全得点を演出した。また、欧州CLでレアル・マドリードの4連覇の夢を打ち崩したアヤックスに所属するMFデヨング(21)と、DFデリフト(19)の有望株2人も活躍した。

3位に輝いたW杯ブラジル大会以降、暗黒時代に突入した。ファンペルシーやロッベンら、ベテラン組との世代交代を進められず、16年欧州選手権と18年W杯の2大会の予選で敗退し、本戦に出場することはできなかった。だが、若手が躍動。長く続いた暗いトンネルにようやく光が差し込んだ。この日、56歳の誕生日を迎えたクーマン監督は、自身のツイッターで「我々は素晴らしいサッカーで勝利に値した。大切な誕生日にしてくれてありがとう」と選手たちに感謝した。