トルコ1部ガラタサライのDF長友佑都(32)は、宿敵で日本代表MF香川が所属するベシクタシュのサポーターから「ベシクタシュに移籍して」とのまさかのお願いを、笑顔でかわしたと、22日付のトルコのアスポル電子版が報じた。

長友は代表ウイークの休暇を利用して、家族全員で自然が豊かなで湖のあるサパンジャに車で向かっていた。自宅のあるイスタンブールから約2時間(約130キロ)かかるホテルに向かっている途中、車のタイヤがパンクしたという。

トルコの車道はスピードが出ないように、多くの道路にはハンプという凸型なの舗装が施されている。長友はそのハンプに気づかず、前輪をぶつけてパンク。この危機に地元のガラタサライ・サポーターの助けを受けてタイヤを修理したという。

ここでまさかの“オファー”が舞い込んできた。修理中に、宿敵のベシクタシュのサポーターが近寄ってきて「ベシクタシュに来てくれ」と、ライバルチームへの移籍を懇願された。さすがの長友も苦笑いで「それは無理だよ」と即答したという。

まさかのトラブルで、まさかのオファーが来た旅路の末、宿泊先のサパンジャに到着。有名なスパホテルもあり、家族水入らずでゆっくりと休暇を過ごせたことだろう。(オルムシュ由香通信員)