スペイン紙アスは25日、レアル・マドリードに加入した日本代表MF久保建英(18)とブラジル人MFロドリゴ(18)が交互にトップチームでプレーする可能性があると1面で報じた。

Rマドリードは23日のインターナショナル・チャンピオンズ杯の第2戦、アーセナル戦でPK戦の末に勝利したが、後半17分に右サイドFWの主力であるアセンシオが左ひざを負傷し、長期離脱することになった。それによってジダン監督もプランを変更せざるを得なくなったという。

右サイドFWのポジションは手薄になったが、久保は同サイドが主戦場。ロドリゴは前所属のサントス時代とU-20ブラジル代表で逆の左サイドでプレーしていたものの、ジダン監督はインターナショナル・チャンピオンズ杯初戦のBミュンヘン戦後にロドリゴは右サイドの選手であると明言している。

久保とロドリゴは今季、Bチームのカスティージャでプレーする予定になっているが、ウルグアイ出身のMFバルベルデがスペイン国籍を取得した場合、トップチームの外国人枠はミリトンとビニシウス(ともにブラジル)の2枠だけとなる。そのため、ジダン監督は空いた1枠を生かし、必要だと判断した場合、久保とロドリゴのどちらかを交互にトップチームに呼ぶ可能性があるという。

また、同紙は久保について「かつてバルセロナにいたことによりスペイン語を完璧に話すものの、ピッチ外ではシャイであり、ピッチ内で自分自身を表現することを好む」と説明している。(高橋智行通信員)