MF久保建英(18)が新加入したレアル・マドリードはアトレチコ・マドリードと対戦し、前半だけで5失点するなど守備が崩壊して3-7で大敗した。久保は後半17分から途中出場。ゴールの起点となる見せ場をつくった。

まずは開始早々の1分、A・マドリードのFWジエゴ・コスタにネットを揺らされて先制を許すと、その後も相手の勢いを止められず8分にはFWフェリックス、19分にはMFコレア、28分には再びジエゴ・コスタと立て続けにゴールを献上。DFセルヒオ・ラモスやマルセロ、MFモドリッチやクロースら先発メンバーに主力を並べたR・マドリードだったが、勢いある攻撃を仕掛ける相手に苦しみ、いいところがないまま時間だけが進み、45分にはペナルティーエリア内でMFイスコに倒されたジエゴ・コスタがPKを沈めてハットトリックを達成。まさかの5失点で前半を折り返した。

後半に入ってもA・マドリードペースで試合は進み、6分にはジエゴ・コスタがこの日4点目を決めてリードを6点に広げた。

一矢報いたいR・マドリードも15分にDFナチョの得点で1点を返すと、17分にはモドリッチに代わってついにMF久保が投入された。

反撃に出たいR・マドリードだが、20分にはDFカルバハルのファウルにジエゴ・コスタが激高したことをきっかけに両軍ベンチからも選手らが飛び出してもみ合いが勃発。カルバハル、ジエゴ・コスタが退場となる事態となり、荒れ気味となった試合は両者1人ずつ少ない状態で進むことになった。

その後、両チーム1点ずつを加えて迎えた44分、久保に最大の見せ場が訪れる。右CKからゴール前でボールを受けると相手をかわしながら左足で強烈なミドルシュート。これは相手GKオブラクの好守にはばまれたが、こぼれ球を拾ったFWバスケスの右クロスから最後はDFヘルナンデスが押し込んでR・マドリードが3点目を奪った。

試合はこのまま終了。米国で行われたマドリードダービーは、大量7得点を挙げたA・マドリードが7-3で勝利した。