スペイン2部サラゴサに移籍した日本代表MF香川真司(30)は9日、入団がクラブから正式発表された直後、夕方に行われた練習にいきなり初参加した。

サラゴサの地元紙エラルド・デ・アラゴンによると、香川は特にドイツ語を話す同い年のスイス人DFシモーネ・グリッポの歓迎を受け、新しいチームメートたちに花道を作ってもらい迎えられたという。

チームは10日にスペイン3部トゥデラノと強化試合を行うため、ビクトル・フェルナンデス監督はこの練習後に招集メンバー19人を発表したが、そこに香川の名前はなかった。

この試合がサラゴサにとって、17日にホームにテネリフェを迎える2部リーグ開幕戦に向けた最後のテストマッチとなるため、香川はぶっつけ本番で公式戦に臨むこととなった。

また香川は13日正午に入団会見を行った後、本拠地ラ・ロマレダでファンに初お披露目される予定になっている。(高橋智行通信員)