【パルマデマジョルカ(スペイン)10日=高橋智行通信員】スペイン1部のマジョルカに所属するMF久保建英(18)が待望の移籍後初ゴールを記録した。ホームのビリャレアル戦に先発。2-1の後半8分に左足で鮮やかなミドルシュートを決めた。18歳5カ月6日での一撃は、日本人の4大リーグ史上最年少得点となった。

★久保のプレー詳細

キックオフ直後はそこまで目立つプレーはなかったが、10分過ぎから輝きを放つ。まず11分、久保がCKを蹴った後、クリアされたボールを拾いドリブルを仕掛けて2人をかわし、3人目のイボーラをかわそうとした時に倒されてPKをもらい、ラゴ・ジュニオルが先制した。

さらに22分、ダニ・ロドリゲスが仕掛けた速攻にヒールの壁パスで絡み、2点目の一連のプレーに関与した。

その後、チームがビリャレアルの反撃を受けたため、久保も守備に貢献し、前半を終了した。

後半開始後、左からのクロスを合わせようとした久保がゴール前でファールを受けたかに見えたがPKの笛は吹かれなかった。

そして迎えた8分、ペナルティエリア正面でパスを受けた久保が左足のミドルシュートで初ゴールを記録。第3節バレンシア戦でのマジョルカデビューから10試合目(先発4試合目)での初得点となった。

久保はその後、22分に1人目の交代枠でセニェと代わりピッチを後にした。ベンチに下がる際、久保はスタンディングオーベーションを受けていた。

また久保はこれまで、先発出場したアトレチコ・マドリード、アラベス、バジャドリードの3試合全てで敗れていたため、ビリャレアル戦が先発初勝利となっている。