ドイツ2部ハノーバーMF原口元気(28)が23日、リーグの冬季中断期間を利用し羽田空港に帰国した。今季、チームは2部に降格し、序盤は先発出場に恵まれず途中出場が多かった。だが、11月中旬に監督が交代すると、トップ下やボランチで先発起用が続き、11月25日のダルムシュタッド戦で今季初ゴールを決めるなど、アシスト、得点でチームの勝利に貢献している。

原口は「19年は苦しんだときもあるし、よく耐えたなと。踏ん張りどころだった」。ここで耐えられなかったらズルズルいくと、ネガティブ思考を封印。「空元気でもいいからげんきでやること」を心がけ、練習も積極的に声を出し、チームで最も一番楽しく元気でやることを貫いた。「無茶な感じだったけど、やっていて、自然と自分もポジティブになれるようになった。試合に出てないときからやってきたから」と振り返った。

チームも指揮官が交代後、勝利が続き来年からの巻き返しに期待がかかる。「これからシビアな戦いが増えていく。そういうところでより、自分自身、結果出してと思っている。このまま終わるつもりでない。ボランチでもサイドバックでもどこでもできると思っている。どこかで出られればチームを助けられる選手だと思っている」とキッパリ。22年のW杯カタール大会へ向け飛躍する20年へと向かう。