バルセロナは、MF久保建英(18)が所属するマジョルカのエースFWアンテ・ブディミール(28)の獲得に興味を示していると、スペイン紙アス電子版が13日に報じた。

バルセロナは、フランス代表FWデンベレが右足ハムストリングの負傷で全治6カ月の離脱を強いられたことにより、シーズン中での補強が許されている。代わりとなるFWの獲得を模索しており、その候補の中にマジョルカのエースが仲間入りしたという。

候補に挙がっているアンヘル(ヘタフェ)、ルカス・ペレス(アラベス)、ロジェール(レバンテ)に新たな選択肢としてブディミールが加わったとのこと。また、マルカ紙はこの他、ロレン(ベティス)、ルイス・スアレス(サラゴサ)の名前も挙げている。

ブディミールは今シーズン8ゴールを決め、得点ランキングで11位につけている。現在バルセロナに所属しているフォワードとは異なる特徴を持つ選手と考えられている。また、クロトーネからの期限付き移籍でマジョルカに入団したのは昨年1月。半年間のパフォーマンスが評価され、昨年6月に200万ユーロ(約2億4000万円)で完全移籍を果たした。そして今シーズン、アウェーのカンプ・ノウで対戦した際、チームは2-5で敗れたものの、2ゴールを決める活躍を見せていた。

バルセロナがブディミールを獲得する場合の移籍金は約1500万ユーロ(約18億円)と推測されている。

一方で久保のマジョルカはリーグ戦18位と1部残留争いを繰り広げている。エースがシーズン途中で抜ければ、大きな大打撃となる。(高橋智行通信員)