新型コロナウイルス感染拡大の影響で、選手の市場価値も大きく下がっているとスペイン紙アスが9日に報じた。

同紙はドイツの移籍情報サイト「トランスファー・マーケット」のデータから世界全体で90億ユーロ(約1兆800億円)も暴落していることを伝えている。

ラ・リーガ(スペインリーグ)に目を向けると、選手の市場価値の合計が11億6800万ユーロ(約1401億6000万円)暴落。前回の62億4900万ユーロ(約7498億8000万円)から18.69%減少し、50億8100万ユーロ(約6097億2000万円)になっている。

スペインの各クラブの状況を見てみると、バルセロナは19.55%、2億710万ユーロ(248億5200万円)減の8億5260万ユーロ(約1023億1200万円)。

レアル・マドリードは17.73%、1億9150万ユーロ(約229億8000万円)減の8億8850万ユーロ(約1066億2000万円)で、選手の市場価値総額はバルセロナを上回っている。

アトレチコ・マドリードは18.55%、1億6150万ユーロ(約193億8000万円)減の7億900万ユーロ(約850億8000万円)となっている。

選手別に見てみると、メッシ(バルセロナ)の市場価値が1億4000万ユーロ(約168億円)から、2800万ユーロ(約33億6000万円)減の1億1200万ユーロ(約134億4000万円)となり、スペインで最も新型コロナウイルスの影響を受けている選手になっている。

一方、世界で最も市場価値の高いエムバペ(パリサンジェルマン)は1億8000万ユーロ(約216億円)のまま変わっていない。

(高橋智行通信員)