22年ワールドカップ(W杯)カタール大会の建設現場で複数の作業員が新型コロナウイルスに感染したと15日、発表された。

同W杯の大会組織委員会によると、15日に建設現場の3カ所で作業員計5人の感染が確認されたという。

W杯決勝の会場となるルサイル地区などで7つの新スタジアムを建設中。使用予定の既存スタジアムも改修工事が進んでいるが、カタールは現場作業が中断したかどうかを明らかにしていない。

同組織委員会は地元保険省庁の勧告に従い、感染した作業員の賃金を保証し、無料で医療援助を受ける体制を取った。これまでW杯に向けた準備で新型コロナウイルスの影響を受けていなかったが、国内はショップやモスク、レストランを閉鎖している。