MF乾貴士(31)が在籍するスペイン1部エイバルは9日からチーム練習を再開した。

同日のスペイン紙アスによると、2カ月ぶりの練習再開で、6人以内の少数グループでトレーニングすることで社会的距離を保った。練習場には2面のサッカーコートがあるため、1度に計12人が同時にトレーニング可能。交代制でメニューを消化した。

7週間の自宅待機を強いられ、選手たちはオンライン上でコンディション調整に励んでいた。再開した練習では筋肉系の負傷を予防するため、徐々にメニューの強度をあげていく方針。今後は日曜日がオフ、月~土曜日は毎日、練習を続けていく。

選手には厳格な新型コロナウイルス対策が言い渡されている。自家用車で練習場まで移動し、施設に入る前には赤外線温度計で検温。平熱の選手のみが入場を許される。前日にコーチから受け取ったメニューに取り組んだ後はトレーニングウエアのまま帰宅してシャワーを浴びる。使用済みのウエアは専用バッグにまとめ、翌日に練習場まで持参し、消毒をお願いするというセキュリティーになっている。なお練習場にはファンやマスコミの入場は禁じられている。