元日本代表で長く主将も務めたドイツ1部、フランクフルトMF長谷部誠(36)が24日、オンラインで取材に応じ、来季は選手とクラブアンバサダーの「二刀流」に挑むことを明かした。

このほど、クラブと来年6月30日までの契約延長で合意しサイン。引退後もクラブのブランドアンバサダーとしてチームに残るとされていたが、長谷部は「アンバサダーとしては実際に契約は7月1日から始まります」と説明。アンバサダーの契約は3年で、クラブのイベント参加などの役割のほか、指導者ライセンス獲得の支援の内容も入っているという。

来季の契約終了後も現役を続けるかどうかは白紙であることを明かし「まだ、自分がプレーしたくて、たとえば(プレーする場所が)違う国であっても、プレーヤーとして続けることはチーム(フランクフルト)も受け入れてくれています」と説明した。

引退後については「何か決めているわけではない」としながらも「1つの興味あるものとして指導者を考えている」と話した。日本で「S級」に相当する指導者ライセンス取得には最低3、4年かかるという。

長谷部は「来季から通信制で、指導者のライセンスを取るところは始めようかなと」と指導者のための勉強の第1歩を踏み出す考えを口にした。