イングランド・プレミアリーグ首位のリバプールは優勝するまで本拠地開催禁止!?

28日に英紙ミラーは28日のプレミアリーグ20クラブによる会議で、30年ぶりのリーグ制覇が目前のリバプールは本拠地アンフィールドを離れてホームゲームを開催しなければならないとの案が出たと報じた。新型コロナウイルス感染拡大防止策でサポーター集結の混乱を避けるための措置だという。

3月13日にリーグ中断になるまで、リバプールは勝ち点82まで伸ばし、2位マンチェスター・シティーに25点差をつけて首位を独走中。残り9試合で2勝すれば、89-90年シーズン以来、実に30年ぶりのリーグ優勝が決まる。リーグ戦は6月17日から無観客試合で再開すると発表。同日にはマンチェスターC対アーセナルが組まれ、もしマンチェスターCが敗れた場合、同20日にエバートンとのマージサイドダービーを控えるリバプールはアウェーながらも地元優勝を決めることになる。

ところが、地元警察が会場となるグディソンパーク付近に大勢のファンが集まって歓喜することを非常に懸念している。同紙によると、会場をマンチェスターのエティハド・スタジアムに変わる可能性があるという。リバプールとエバートンは、警察当局にグディソンパークでの試合開催許可を得るため交渉しているが、不透明な状況。特にリバプールはサポーターにパンデミックを起こすような祝勝会を開かないように必死に説得を試みている。

またミラー紙は、トットナム対アーセナルのようなロンドンダービーも「コロナウイルス感染拡大のリスクが高い」とされ、警察当局の要請があれば会場を別スタジアムに切り替える必要が出てくるだろうとの見通しも報じていた。