フランスの最高行政裁判所に当たる国務院は9日、新型コロナウイルスの影響でシーズンが打ち切られた同国1部リーグで、来季2部への降格が決まっていた19位アミアンと20位トゥールーズの扱いを一時停止するよう命じた。ロイター通信などが報じた。

フランス・リーグと同国サッカー連盟に対し、来季の1部リーグを降格なしの22チームで実施する案を30日までに再検討するよう求めた。2部からは1位のロリアンと2位のランスが昇格する。

同リーグは政府の方針を受け、4月30日に欧州5大リーグで初めて今シーズンの打ち切りを決定。順位は1試合平均の勝ち点で決め、1部優勝はパリ・サンジェルマン、19位のアミアンと20位のトゥールーズが2部降格となっていた。

なお、7位となり、来季の欧州リーグ出場権を逃したリヨンのシーズン再開を求めた申し立ては退けられた。