今季のスペイン1部リーグは第36節終了時点でPK試行数が145回。2節を残して1シーズンの最多記録が更新されたと同国紙マルカが15日に報じている。

従来の記録は1989-90年の137回。次いで2008-09年の135回となっている。

VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)採用初年度の昨季は史上7番目の130回だった。今季は360試合で145回。2・48試合に1回の割合でPKの笛が吹かれている計算になる。

最もPK獲得数が多いチームはビリャレアルで11回。そして久保建英のマジョルカ、ビルバオ、レアル・マドリードが10回、乾貴士のエイバル、セルタが9回で続いている。アトレチコ・マドリードが8回、バルセロナは6回。一方、最もPK獲得数が少ないチームは既に2部降格が決定しているエスパニョールで4回となっている。

1本も失敗していないチームはレアル・マドリード(10回)、オサスナ(8回)、セビリア(7回)、アラベス(6回)、バルセロナ(6回)、ヘタフェ(6回)、レバンテ(5回)、グラナダ(5回)、エスパニョール(4回)の9チーム。マジョルカは2回失敗、エイバルは3回失敗している。

一方、最も被PK数が多いのは、スペイン1部リーグ史上の1シーズンの被PK数最多記録を更新したばかりのマジョルカで16回。続いてアラベスが15回、ベティスが11回、バレンシア、レアル・ソシエダードが9回。最少はレアル・マドリードで2回。これにアトレチコ・マドリード、セビリアが4回で続いている。エイバルは5回、バルセロナは7回だった。

(高橋智行通信員)