レアル・マドリードは今夏、選手の売却や期限付き移籍の手数料で80億円以上の収入を得ているとスペイン紙マルカが31日に報じている。

Rマドリードは新型コロナウイルスの影響を財政面に大きく受けているため、新シーズンに向けて基本的には大型補強を行わない方針。昨季期限付き移籍に出していた選手を含め30選手以上と契約を結んでいるため、放出の仕事に力を入れている。

そんな中、すでにアクラフ・ハキミをインテル・ミラノに4000万ユーロ(約50億円)、オスカル・ロドリゲスをセビリアに1350万ユーロ(約16億8750万円)、ハビ・サンチェスをバリャドリードに350万ユーロ(約4億3750万円)、ホルヘ・デ・フルートスとダニ・ゴメスをレバンテにそれぞれ250万ユーロ(約3億1250万円)で売却した。

さらに久保建英をビリャレアルに250万ユーロ(約3億1250万円)プラス出来高ボーナスの手数料でビリャレアルに期限付き移籍させている。一方、ヘスス・バジェホをグラナダ、ヘイニエルをドルトムントに期限付き移籍させているが手数料は発生してない。

これらのオペレーションによりRマドリードはここまで、合計で6450万ユーロ(約80億6250万円)の収入を得ている。そして今現在、ブラヒムの期限付き移籍でミランと交渉中である他、セルヒオ・レギロン、ボルハ・マジョラル、アルベルト・ソロなどの移籍先を探しているところであるため、より収入が増えることが予想されている。

さらにRマドリードは今夏、ガレス・ベール、ハメス・ロドリゲス、マリアーノ・ディアス放出を目指している。ジネディーヌ・ジダン監督の戦力外である3選手の移籍はクラブにとって、給与面を大幅に削減できるため朗報になる。(高橋智行通信員)