昨季までバルセロナに所属し、今季古巣セビリアに復帰したクロアチア代表MFイバン・ラキティッチ(32)が12日、チームの顔メッシとフランス代表FWグリーズマンの関係について「グリーズマンとメッシはうまくやっている」と話した。

先日、グリーズマンの元代理人エリック・オラッツ氏が、2人の関係性について良好ではないと仄めかしていた。これに対し、ラキティッチはスペインのカナル・スル・ラジオの番組で「僕はロッカールームで彼らがとてもうまくやっているのを見ていたし、僕もアントワーヌ(グリーズマン)やレオ(メッシ)とかなり仲が良かったよ。何の問題があるのか僕には分からない」と話した。

ラキティッチは続けて「2人ともマテ茶を飲み、ロッカールームで長い時間一緒に過ごしている。もし2人がゴールを決めはじめたら、それ以上(2人がうまくいってないと)話されることはないだろうね。それはビッグクラブの要求の高さによるものだ。でも彼らは素晴らしい選手なので僕は心配していない。2人がうまくいくことを願っている」と語った。

エリック・オラッツ氏は10日にフランス・フットボール誌で「アントワーヌはメッシが全てをコントロールする深刻な問題を抱えるクラブに入団したんだ。彼は皇帝であり君主でもあり、アントワーヌの入団を歓迎していなかった。彼の態度はひどいものだったので、不快な気分にさせられていた。私はグリーズマンからメッシとは何の問題もないと聞いていたが、その逆のことは一度も言っていなかった」とメッシを非難。バルセロナのロッカー室内の状況についても「あれは恐怖政治だよ。彼と一緒にいるか、彼に反対するかのどちらかだ」と形容したが、ラキティッチが完全否定する形となった。(高橋智行通信員)