元セネガル代表MFで、02年ワールドカップ(W杯)日韓大会開幕戦のフランス戦で決勝点を決めたパパ・ブバ・ディオプ氏が亡くなった。レキップ紙は30日、筋萎縮性側索硬化症(ALS)を患っていたとし、29日午後、フランス北部の病院で死去したと報じた。

同紙によると、元セネガル代表でともにプレーしたエル・ハッジ・ディウフ氏は「友人ではなく兄弟を亡くした。個性を持った、敬意に満ちた人だった」とコメントしたという。

また、かつての所属先だったランスの元会長ジェルベ・マルテル氏も「彼は優しい青年だった。いつも笑顔で感じがよかった。技術面でも、もちろんフィジカル面でもひじょうに優れたスーパープレーヤーだった。彼がこの病気を患っていたと聞いたとき、本当にショックを受けた」とコメントしていると伝えた。(松本愛香通信員)