日々成長し続けているセビリア所属のU-21フランス代表DFジェール・クンデ(21)が、欧州のさまざまなクラブに狙われていると、スペイン紙アス電子版が11日に報じている。

セビリアの守備の要の1人であるセンターバックのクンデは、素晴らしいパフォーマンスを発揮しており、10日にホームで行われたスペイン国王杯準決勝第1戦バルセロナ戦では先制点を記録し、2-0で勝利したチームで攻守に大きく貢献した。

クンデの契約解除金は8000万ユーロ(約100億円)に設定されているが、クラブ内では今夏にその金額を支払うクラブが現れると、推測されているとのことだ。昨夏の移籍市場終了直前、マンチェスター・シティーが約5500万ユーロ(約68億7500万円)のオファーを出していたが、セビリアは断っていた。

同紙によると、現在はマンチェスター・シティーに加え、レアル・マドリード、バルセロナ、マンチェスター・ユナイテッドがすでにクンデの状況について問い合わせをしている他、クンデの生まれ故郷のクラブであるパリ・サンジェルマンも獲得を狙っているとのこと。いずれかのクラブが契約解除金を支払うとみられている。

クンデの今季の公式戦成績は30試合(先発27試合)、2468分間出場、3得点0アシストで、セビリアに欠かせない選手の1人になっている。(高橋智行通信員)