1925年創設のチリの名門コロコロが、クラブ史上初めてとなる2部降格を回避した。

1991年にリベルタドーレス杯を制し、日本で行われたトヨタ杯にも出場したコロコロは、今季は18クラブ中16位と低迷。同14位で、19年以降の成績で算定される総合順位で17位となったウニベルシダ・デ・コンセプシオンと、17日に2部降格プレーオフを戦った。

試合はコロコロが19歳のアルゼンチン人FWパブロ・ソラーリのプロ初ゴールで1-0で勝利。なんとか降格をまぬがれた。

ESPN電子版によると、アルゼンチンのタレレスから期限付き移籍中のソラーリは「ゴールを決めることができてすごく興奮している。このチリで一番大きなクラブに残りたい。自分がプロデビューしたクラブだし、このゴールは絶対に忘れない。コロコロは僕の心の大事な部分を占めているよ」と話したという。

コロコロOBのクラウディオ・ブラボ(ベティス)は試合前、自身のツイッターに「最後の瞬間まで君たちとともにいる。頑張れコロコロ」と記し、同じくOBのアルトゥーロ・ビダル(インテル・ミラノ)もツイッターに「今日はすべてを注ぎ込んで僕らのチームを応援する」と応援コメントを寄せていた。