バルセロナが下部組織出身のスペイン人DFオスカル・ミンゲサ(21)と契約延長する可能性が高いと、スペイン紙ムンド・デポルティボ電子版が3日に報じている。

3月7日の選挙で決まるバルセロナ新会長はこの後、山積みになっているさまざまな問題に直面することになるが、今年6月30日で契約の切れるミンゲサの去就もその1つになっている。

その件について同紙は、ミンゲサが今季の公式戦15試合に出場した後、トップチームに昇格しており、バルセロナが一方的に2年間契約延長できるオプションを保有し、クラブの強化担当がミンゲサを支持しているため、その権利を行使する可能性が高いとみている。

一方、ベティスが来季に向けてミンゲサ獲得に興味を持っているとのこと。その理由にセンターバックのビクトル・ルイスとマンディの契約が今季で切れることを挙げている。ベティスは2選手と契約延長する意図を持っている一方、ミンゲサを好んでいるため、すでに選手の関係者とコンタクトを取ったことを同紙が確認していた。

いずれにしても、今季ここまで公式戦25試合に出場して2得点を記録し、故障者続出のDF陣をカバーしてきたミンゲサの去就について、バルセロナ新会長およびクラブ首脳陣に最終的な決定が委ねられることになる。

(高橋智行通信員)