レアル・マドリード所属のクロアチア代表MFルカ・モドリッチ(36)が欧州チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝第2戦リバプール戦を翌日に控えた13日、記者会見に出席して来季の去就について希望を述べた。

Rマドリードとの契約が現時点で今年6月30日までとなる中、モドリッチは契約延長について問われ、「順調に進んでいるがこれ以上言うことはできない。でも僕は常にRマドリードでプレーを続けたいと言ってきたし、継続できることを願っている。でもこれ以上話すことはできないんだ」と、交渉がうまくいっていることを明かした。

3季ぶりの準決勝進出をかけて戦うリバプール戦については「非常に厳しいゲームになると思うので、僕たちはこの大会にふさわしいパフォーマンスを発揮する必要がある。素晴らしいゲームをやらなければいけないし、(3-1で勝利した)第1戦のようにチームが一丸となって守備も攻撃もやり、リードを守るのではなく、試合に勝ちにいかなければならない。勝利するために努力する必要があるだろう」と全力で戦うことを宣言した。

長年、中盤で一緒にプレーしているドイツ代表MFトニ・クロースについては「僕たちは何年も一緒にプレーしてきたけど、彼は僕がプレーしてきた中で最も快適だと感じている選手のひとりであることに間違いない。彼とのプレーを楽しんでいるし、お互いに良く理解し合っている。あとどのくらい一緒に楽しみながらプレーできるのか今後様子を見ていくつもりだ」と長いキャリアの中でベストパートナーのひとりであることを強調した。

Rマドリード入団を希望していると報じられたパリ・サンジェルマンのフランス代表FWキリアン・エムバペについては「何を言えばいいのか分からないな。入団や退団の選手についてのニュースがたくさん出ているので、僕にはそのことについて言及することはできない。彼は素晴らしい選手であり、そのことを証明してきた。素晴らしい選手は常にRマドリードで歓迎されるが、特にシーズンのこの時期に他のチームの選手について話すのは正しいことではないな。来季何が起こるのか見ていくが、彼はトッププレーヤーであり、世界最高の選手のひとりだよ」と印象を述べていた。

Rマドリードはこの後、準々決勝でリバプールに勝利した場合、準決勝でチェルシーと対戦することになる。(高橋智行通信員)