欧州サッカー連盟(UEFA)が、欧州ビッグクラブが創設することで合意した「スーパーリーグ」に参加するクラブを、今季欧州チャンピオンズリーグ(CL)、欧州リーグから除外する可能性が出てきた。

スカイ・イタリア等で記者を務めるイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏が自身のツイッターで報じた。

UEFAのアレクサンデル・チェフェリン会長(53)はすでに「(それらのクラブは)できるだけ早く、すべての大会から除外されなければならない」と話していたが、同会長を含めたUEFA幹部は今後数日の間に法務部門と協議し、スーパーリーグに参加するクラブを今季欧州カップ戦から除外するかどうか検討される。

もし決定となれば、欧州CL4強に残っているレアル・マドリード、チェルシー、マンチェスター・シティーが大会からいなくなり、パリ・サンジェルマンだけが残ることになる。また欧州リーグでは準決勝に進んだマンチェスター・ユナイテッド、アーセナルが除外されることになる。そうなった場合、CLでは準々決勝で敗れたチームを復活させるなどの案が検討されているという。

 

◆スーパーリーグ 欧州CLに代わる大会を目指し、レアル・マドリードなど欧州強豪クラブが新たに創設する新リーグで、20クラブが参加予定。国内リーグは脱退せず、欧州CLに代わる大会として平日に開催する構想。現時点で参加を表明したのは、マンチェスター・ユナイテッド、リバプール、アーセナル、マンチェスター・シティー、チェルシー、トットナム、レアル・マドリード、バルセロナ、アトレチコ・マドリード、ユベントス、ACミラン、インテル・ミラノ。