欧州サッカー連盟(UEFA)は昨季(19-20年シーズン)の財政収支を公表。

各大会の分配金が削減されるなど、新型コロナウイルスの影響を如実に受けていることが分かった。以下詳細。

▽欧州チャンピオンズリーグ=分配金が前年度の19億6800万ユーロ(約2560億円)から16億4600万ユーロ(約2140億円)に削減された。優勝はバイエルン・ミュンヘンだったが、マーケットプール(各国テレビマーケットの価値に基づき各国サッカー協会に放映権料が分配されるシステム)により準優勝のパリ・サンジェルマンが参加32クラブ中最多となる1億2680万6000ユーロ(約165億円)の賞金を得た。

▽欧州リーグ=分配金が5億5900万ユーロ(約727億円)から4億7800万ユーロ(約621億円)に減少。トップは優勝したセビリアで3460万6000ユーロ(約45億円)だった。

▽代表戦(欧州ネーションズリーグや欧州選手権予選)=分配金が5億5100万ユーロ(約716億円)から2億7800万ユーロ(約361億円)に下がった。

▽女子欧州チャンピオンズリーグ=分配金が130万ユーロ(約1億6900万円)から560万ユーロ(約7億2800万円)へ増額された。

▽UEFA役員年俸=チェフェリン会長は220万ユーロ(約2億8600万円)、副会長は23万7500ユーロ(約3090万円)、執行委員は15万2000ユーロ(約1980万円)。

▽昨季の欧州チャンピオンズリーグ賞金ランキング・トップ10

1、パリ・サンジェルマン=1億2680万6000ユーロ(約165億円)

2、バイエルン・ミュンヘン=1億2546万8000ユーロ(約163億万円)

3、バルセロナ=1億25万1000ユーロ(130億円)

4、マンチェスター・シティー=9474万8000ユーロ(約123億円)

5、アトレチコ・マドリード=9145万4000ユーロ(約119億円)

6、リヨン 9121万3000ユーロ(約119億円)

7、ユベントス 8409万ユーロ(約109億円)

8、レアル・マドリード 8084万8000ユーロ(約105億円)

9、リバプール 7957万5000ユーロ(約103億円)

10、チェルシー 7856万9000ユーロ(約102億円)

(高橋智行通信員)