ドルトムントが4-1でライプチヒを下し、4シーズンぶり5度目のドイツ杯優勝を飾った。

前半5分、右サイドでボールを奪ったロイスから速攻で、最後はサンチョがゴール右へ蹴り込んで先制。同28分にはハーランドが相手DFと接触しながらも、ゴール左へ追加点を決めた。さらに同ロスタイムにはロイスのラストパスからサンチョが3点目を奪う。

後半はライプチヒの反撃に遭い、同26分にオルモのミドル弾で1点を返されるが、同42分に速攻から最後はハーランドがダメ押し弾を決めた。

両者は直近のリーグ戦でも対戦し、ドルトムントが3-2で勝っていた。

ロイスは「信じられない。このような試合ができたことを誇りに思う。後半は少しラッキーな部分もあったし、ライプチヒの反撃も受けたけど、前半はとてもうまくいった」と喜びを語った。同時に昨年12月にファーブル前監督の解任を受けて就任したテルジッチ監督について「そんな状況で、エディン(同監督)がチームを引き継ぐことはたやすいことではなかった。だが、初日から非常にうまくいったし、僕らも彼をサポートした」と労をねぎらった。また「僕らは重圧にさらされた時こそ、クオリティーを見せる。今後数年間継続してそれを示さなければならない」と、自負をのぞかせた。

テルジッチ監督は「これまでこの会場で決勝戦を何度も見たけど、今日、自分自身が表彰台に立てるのは素晴らしい。なんとも言えない気持ち。ここ数カ月から数週間、非常にいい道を歩んできた。とても誇りに思う」。

同監督は今季で退任。来季は現在ボルシアMGを指揮するローゼ監督が新監督になることが決まっている。