今年6月30日で契約が切れるバルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(33)は、現時点で来季の去就が不透明なままとなっている。そんな中、メッシが残留を望む一方、メッシの家族がパリ・サンジェルマン行きを希望していると、スペイン紙アス電子版が20日に報じた。

同紙はパリ・サンジェルマンの地元紙ル・パリジャンの情報を引用し、メッシがクラブの財政面が厳しい状況の中で契約延長した場合、パリ・サンジェルマンからのオファー金額よりも給与が減るのが確実であるにもかかわらず、バルセロナでプレーを続け決断を下したと伝えている。

これに対し、メッシの家族や代理人を務める父親はパリ・サンジェルマンに加入することを求めており、現在、メッシに考えを変えるようにプレッシャーをかけているとのことである。

同紙はパリ・サンジェルマンに関して、メッシがバルセロナ退団を決意した場合のみ獲得に動く予定だと伝えており、短期のスポーツプロジェクトで、今季のタイトルがスペイン国王杯のみで終わるバルセロナを上回る素晴らしいプランをメッシに保証できることを強調している。

また、22日にアルゼンチン紙ディアリオ・オレでメッシの独占インタビューが掲載される予定になっており、そこで来季の去就について何か明かされるかもしれない。(高橋智行通信員)