首位アトレチコ・マドリードが今季最終戦でバリャドリードに2-1と逆転勝ち。自力で7季ぶり11度目の優勝を飾った。

試合後、決勝点をマークしたウルグアイ代表ルイス・スアレス(34)は目に涙を浮かべながらインタビューに答えた。

「(バルセロナから放出され)自分が過小評価された形でシーズンをスタートし、状況は厳しいものだった。でもアトレチコが僕に、まだ健在であると証明するための扉を開いてくれた。自分を信頼してくれたこの本当に偉大なクラブにずっと感謝し続けるだろう。僕とともに日々苦しんできた妻や子供たちのことを思い出すよ」。

「僕の仕事はチームを助けることで、FWなのでゴールを決める必要があった。困難もあったが、アトレチコが素晴らしいシーズンを成し遂げたということを改めて証明できた。僕たちが最も安定したベストチームだと証明したんだ」。

スアレスは昨夏、バルセロナのクーマン監督に戦力外通告を受けた後、Aマドリードに入団。リーグ戦32試合(先発30試合)に出場して21得点3アシストを記録し、チーム得点王となった。スペインリーグ得点ランキングでは、バルセロナ・メッシ(30点)、ビリャレアル・モレノ、Rマドリード・ベンゼマ(ともに23点)に続き4位だった。(高橋智行通信員)