レアル・マドリードは1日、辞任したジダン監督の後任として、今季までエバートンを率いていたカルロ・アンチェロッティ氏(61)の就任を発表した。契約は3年間。同氏にとって13年夏から2季レアルを率いて以来の“再登板”となる。

Rマドリード以外にもユベントスやACミラン、チェルシー、パリ・サンジェルマン、Bミュンヘンなどそうそうたるクラブを率いてきたアンチェロッティ氏は、19年12月にエバートンの監督に就任。24年6月30日までの契約を結んでいたが、Rマドリードとの話し合いにより、エバートン側が契約を解除することで合意した。

アンチェロッティ氏は前回Rマドリードを指揮した際、公式戦119試合で89勝14分け16敗、勝率約75%という素晴らしい成績を残している。その間、12季ぶり10度目の欧州チャンピオンズリーグ優勝を成し遂げた他、スペイン国王杯、UEFAスーパーカップ、クラブW杯でも優勝し、計4タイトルを獲得している。(高橋智行通信員)