ブラジルがFWネイマール(29=パリサンジェルマン)のゴールや、FWリシャルリソン(24=エバートン)の1得点1アシストの活躍などでペルーに大勝。開幕から2連勝としてB組首位を守った。

ネイマールはこれで代表通算68ゴール。「王様」ペレ氏が記録したブラジル代表史上最多77ゴールまであと9得点に迫った。

ネイマールは試合後のインタビューでペレ氏の記録について聞かれると「ブラジル代表の歴史に名を残すことは、とても名誉なこと。代表のユニホームでプレーすることは夢だったけど、ペレの記録にたどり着けるなんて想像もしなかった」と話した。

さらに涙ぐみながら「この2年間、難しいことや複雑なことが多かったから、すごく感情的になってしまった。でもどんな記録であっても、ブラジルのためにプレーすることの幸せさとは比較できないよ」と話した。

ネイマールは昨季欧州チャンピオンズリーグ決勝で、バイエルン・ミュンヘンに敗れる悔しさを味わい、ピッチ外ではスポンサーだったナイキの女性社員へ性的暴行を加えたため、同社から契約を解除されたと報じられている。

そんなネイマールについてペレ氏は「多くのブラジル国民と同じで、私もネイマールのプレーを見ると幸せな気分になる。彼はまた1歩、セレソン(ブラジル代表)での私の記録に近づいた。私は最初にネイマールのプレーを見た時から、自分の記録にたどり着けるよう応援しているんだよ」と話した。