スペイン代表のルイス・エンリケ監督(51)は18日、地元テレビ局クアトロのインタビューに応じ、19日の欧州選手権1次リーグ第2戦ポーランド戦でFWアルバロ・モラタ(28=ユベントス)をスタメン起用すると明言した。

スペインは14日の初戦スウェーデン戦で圧倒的にボールを保持しながらスコアレスドローに終わった。中でも決定的チャンスを外したモラタに対し、サポーターの一部からブーイングが起こっていた。

スペイン国内ではモラタではなくジェラール・モレノ(29=ビリャレアル)の起用を求めるファンの声もあるが、ルイス・エンリケ監督は「モラタはスタメンでプレーする。これまでと同じように攻撃と守備で貢献してほしい」とモラタを2戦連続で先発させる意向を示した。

大会開幕前に新型コロナウイルスに感染し、スウェーデン戦欠場を余儀なくされた主将のセルヒオ・ブスケツについては「何の問題もない。彼は欠場期間中、無症状だった。参加できるコンディションにあると思う。彼は自宅でトレーニングを行っていたし、我々はずっと連絡を取り合っていた。もう練習できているし、彼は外にいたが、まるでずっとここにいるようだった」と、フィジカルに問題がないことを強調した。(高橋智行通信員)