3日にローマで行われる欧州選手権準々決勝でウクライナと戦うイングランドのサウスゲート監督が、大幅なスタメン変更は考えていないことを示唆した。

イングランドではDFマグワイア(マンチェスター・ユナイテッド)、MFライス(ウェストハム)、MFフィリップス(リーズ)、MFフォーデン(マンチェスター・シティー)の4人が、もう1回警告を受けると、たとえウクライナに勝利しても準決勝でプレーできない。

そんな状況の中、サウスゲート監督は2日、ESPNの取材に対し「明日の試合だけに集中したい。それ以外のことを考えるのは大きな間違いだ。それに選手のローテーションはウクライナに失礼だ」と話し、イエローカードの数が4人の起用に影響を与えることはないと説明した。

同監督は「1次リーグ最終戦では警告の数に基づいて選手起用を考えたが、それは決勝トーナメント進出がすでに決まっていたから。ウクライナ戦では勝つためだけにプレーするし、全員を出場可能な状態にしておく必要がある」と、全勢力をつぎ込んで準々決勝に勝利する意気込みを示した。