欧州選手権でイタリアは6日(日本時間7日)の準決勝でスペインとロンドン・ウェンブリー競技場で対戦する。

マンチーニ率いるイタリアは現在13連勝、32戦無敗(27勝5分け)と好調を維持し、1968年以来の優勝を目指す。スペインには12年大会決勝で0-4で敗れたが、16年大会では決勝トーナメント(T)1回戦では2-0で勝っている。

マンチーニ監督はこの一戦に向け「スペインは(準々決勝の相手)ベルギーとは違うとはいえ、難敵には違いない。今は若いチームに変わったが、スペインは何年もの間、並外れた強さを誇ってきた。優れた指導者と非常に優れた選手がいる」と警戒心を緩めない。08年、12年の欧州選手権連覇、10年W杯を制した当時のスペインとは違う強さを感じているようだ。

スペインは1次リーグで2戦連続引き分け発進だったことで、得点力不足、特にFWモラタが批判されながらも、きっちり4強まで勝ち進んできた。DFボヌッチは「スペインは批判されてきたけど、ルイスエンリケ監督はチームを守り、団結させた。こういう精神的に強いチームが相手だと、試合は難しいものだが、ここ30試合のイタリアを見せれば、僕らが望む結果を確実に達成できる」。相手の強さを認めると同時に、自信ものぞかせた。